今年の梅雨はどこへ行った?と思うほど6月なのに暑い日が続きました。雨が降る時はゲリラ豪雨のような降り方をして…ここ数年を振り返ると温暖化が進行していることを感じます。日本の大切で美しい四季のバランスが崩れないでほしいと思うようになってきました。

先日、こんな嬉しいことがありました。すみれ組とばら組が一緒にホール遊びをしていた時の出来事です。

すみれ組の子が車に乗りたいのに乗れなくて泣いていました。その姿に気が付いたばら組の子が「どうして泣いているの?」と聞いてくれました。一美先生が「順番に乗る練習をしているけどまだ難しいみたい」と伝えると、心配そうに顔を覗き込み「こうやるんだよ」と順番を待つ見本を見せてくれました。泣いていた子も教えてもらって待って乗ることができたそうです。また、ひよこ組とゆり組が一緒にお水遊びをしていた時に、水鉄砲に水を入れられない姿をみたゆり組の子が水を入れて渡している姿がありました。

もうひとつ!私の誕生日が6月にありました。ゆり組では何やらサプライズ計画を立ててくれたようです。お当番さんが職員室に来て遠慮しながら「順子先生今、お時間ありますか?」と。お時間ありますか?なんて大人みたいと思いながら「ありますよ」と答えると笑顔で「じゃあ今からゆり組にきてください。何かがありますよ」と笑顔で招待をしてくれました。絶対に誕生日のお祝いをすると一言も言わないのところがさすがゆり組!!と思ったのですが、満面な笑みなのですぐにピンときました。知らないふりをしてゆり組へ行くと…みんなから歌とことばのプレゼントがありました!そしてたくさんの絵本と製作したケーキのプレゼントをいただきました。計画は大成功!!子どもたちも奏夢先生も私もみんなにっこり。

このように小さい子が困っていることに気が付いたら自ら行動する、教えてあげること、相手を想って喜ばせたいという優しい気持ちが幼稚園生活の中で日常的におきているのですね。私たちが目標にしている思いやりのこころが育っていると実感ができたエピソードでした。

2025.6.30(月) 園長 生井 順子